社員インタビュー
事務[人事]の仕事
事務[人事]の仕事

リーダーを務める給与グループは、国内で働くローム全社員、約3000名の給与計算と労務管理を担当している。ゼネラル職の彼女を筆頭に、フレンド職の社員2名、合計3名のメンバーで構成される少数精鋭部隊だ。

「私たちは、毎月10日に締められる勤務表データに基づき月末25日の社員への給与支給に向けて、毎月11日からの約半月間の給与計算業務に専念します。残りの半月は残業量のチェックや所得税、社会保険料の納付書の作成など諸々の業務を担当しています」。働いて給与をもらえるのは会社では当たり前のことかもしれないが、その「当たり前」を自分たちが支えていることにこそ誇りを感じると言う。毎月、確実に遂行されなければならない業務だからこそ、責任感、達成感も、毎回本当に大きなものがある。

「銀行から給与が振り込まれる数日前には全社員の給与額を確定し、経理部門に繋がなければならならないため、給与計算にはメンバー同士の連係プレーが絶対に欠かせません。グループ全員が一致協力してがんばり毎月25日を迎えます。その時のやり切ったという充実感は、やはり格別なものがありますね」。

ゼネラル職は、その職域を簡単に説明すると、転勤がなく、社内における定型業務を担当する役割だが、ロームでは、ゼネラル職も仕事の中心となり活躍できるチャンスは十分にある。実際、彼女自身も入社7年後にはチーフに昇格。以来、給与計算の仕事を全面的に任されてきた。そして現在はグループリーダーとして部下の管理と教育まで全面的に担当している。

「リーダーとして心がけているのは、部下に仕事を楽しんで取り組んでもらうこと。普段の仕事はできるだけ本人のやり方を尊重しながら、活発なコミュニケーションで場の雰囲気を盛り上げていきたいと思っています」。自分も尊敬できる良い上司に恵まれ、自分たちから意欲が持てるような環境を作ってもらえてきた。だから私もそうした先輩に倣い、魅力的なマネジメントをめざしていると言う。その言葉には、優しさと包容力を兼ね備えたリーダーとしての風格が自然と備わっている。