社員インタビュー
管理[調達]の仕事
管理[調達]の仕事

製造部門から上がってくる装置ニーズをもとに、様々な装置を購入するのが、装置バイヤーである彼の仕事である。必要な装置を製造しているメーカーは全世界で何社くらい存在しているのかを調査、範囲を絞り込み、最後は求められる製造に一番ふさわしい装置を作っているメーカーと交渉し最終的に装置を購入するまでの一連の業務を担当している。

入社して1年が経とうとした頃からバイヤーの仕事に取り組んでおり、現在までの約1年間で調達した装置は200台を超える。これは金額で言うと約100億円以上であり、大きなやりがいを実感しながら、様々な案件に挑んでいる。

装置バイヤーの仕事にあたって特に意識していることは、自社の製造技術としてどんな性能が必要なのかということ。本当に必要なものを見極めながら、常にロームにとって最適な選択をすることこそが調達担当としての自分の使命だと語る。「その時々の世界最先端のマシンがありますが、ベストと思えるものも第三者から見てみたらどうなのか?ベストだと思い自己満足しているだけで、よりベターなものを探そうとしていないだけではないか?」。そんなふうに常に自問自答しながらも、次のステップにつなげていくためには、あらゆる可能性を追求し、少しでも改善していくことが大切だと考えているのだ。

彼がロームに就職を決めた一番大きな理由は「実力主義」。一度しかない人生だからこそ、国際的なビジネスの中でできるだけ多くの経験をしたほうが面白いと選んだ彼は、今まさにロームでの大きなチャンスとグローバルに挑戦できる場を多く実感している。

そんな彼の将来の夢は、海外の調達部門のマネージャーになること。海外の各工場ごとに調達部門がある現体制を、いつか必ず自らの手で、全ての海外の各工場が情報を共有し連動できる一つのグローバル本部を、構築したいと意気込んでいる。