社員インタビュー
商品開発[LSI 設計]
商品開発[LSI 設計]

現在、薄型テレビやノートPC、タブレット端末の液晶パネルを駆動するために必要な「タイミングコントローラ」と呼ばれるLSIの開発を担当している彼女は、高速データ転送のためのアナログコアの設計を行うグループのリーダーを務めている。

直近に掲げているテーマは、大容量データの高速転送と低消費電力化の両立だ。ディスプレイの高精細化や3D化が進むなか、二つの相反する課題に対し、ロームらしいイノベーションでいかに解決していけるか。皆でアイディアを出し合い、顧客と一緒に製品化できた時の達成感や一体感は最高のやりがいだと感じている。

彼女にとってロームは、性別や年齢に関係なくチャンスに満ちている。若いうちから仕事をどんどん任せてくれ、頑張った人はきちんと評価してくれる。「みんながそのうち自然と自ら手を挙げていくんですよ。また将来の選択肢が多いのも、ロームに受け継がれている良い風土ですね」と話してくれた。

開発設計専門エンジニアの道ではなく、プロジェクトを通して顧客とやり取りする楽しさや、喜びを共有できるリーダーとしてのやりがいを、求めてきた。しかし、開発リーダーは生半可では務まらない。たとえば、海外ユーザーとのディスカッションの場面では、その場での迅速な判断や説明が求められ、ローム代表として自身が試される状況も多い。また最先端技術の現場だけに、常に探究心や興味をもって一歩先の技術トレンドを把握し、新しい要素技術についての勉強は欠かせない。「限られた時間の中では大変ですが、リーダーとしては、こうしたトレンドや最終製品情報などをメンバーにも共有し、開発している製品への責任感や関心を高めるようにも努めています」と語る彼女にとって、やる気があふれる部下の成長は本当に楽しみなのだ。