鴨川の源流に祀られる、水の神様の社。
 

水の神様としての信仰が篤いほか、心願成就や縁結び・航海安全・消防にもご利益があることで知られる神社。
日本全国に約500社ある貴船神社の総本宮です。
南側から順に本宮(ほんぐう)、結社(ゆいのやしろ、別名中宮=なかみや)、そして奥宮(おくみや)が貴船街道沿いに立っています。元々、貴船は「木生根」「木生嶺」とも記された樹木の生い茂る山間の土地。
神社の伝説によると、反正(はんぜい)天皇の時代(5世紀初頭)に浪花(大阪)から黄船に乗った女神が現れ、「我は玉依姫(たまよりひめ)なり、この舟の止まる所に祠を造れば国土を潤し、庶民に福運を与えん」と告げた後、船は淀川、鴨川を遡上(遡ること)。水源地にあたる現在の奥宮辺りの川の傍に船を留め、社殿を建てて水神を祀ったことが起源とされています。
また、中宮は平安時代にはすでに縁結びの神様として貴族から庶民までに信仰。平安時代の女流歌人・和泉式部(いずみしきぶ)は夫の心変わりに悩んだ末、貴船にお参りし、貴船川の上を飛ぶホタルを見て、切ない心情を歌に詠みました。すると、ほどなく願いが叶えられ、夫婦仲が元の円満に戻ったといわれています。
毎年7月7日の「貴船の水まつり」には、料理飲食業や菓子製造業・醸造業などの水に関わる仕事をしている人が、数多く参拝。
また、7月を中心とする夏季の夕暮れ時から夜にかけては、社殿と境内の笹かざりが幻想的に照らし出される「七夕笹飾りライトアップ」が開催されます。

   
貴船神社本宮
貴船神社本宮
貴船神社 参道
貴船神社 参道
結社   奥宮   七夕笹飾りライトアップ
結社   奥宮   七夕笹飾りライトアップ
 
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