左右対称の構築美が見事な、
平安政治中枢の再現。
 

平安時代には天皇がお出ましになり、詔(みことのり、天皇の言葉)を発せられた場所。
つまり日本の政治の最も中心だった場所が大極殿(だいごくでん)でした。
応天門から境内に入ると、大極殿へと続く回廊や大極殿に向かって右の蒼龍楼(そうりゅうろう)、左の白虎楼(びゃっころう)などが目に飛び込んできます。それらの柱は朱で塗られ、屋根は社寺では珍しいとされる碧瓦(へきがわら、緑釉瓦)で葺かれており、特に碧瓦は平安時代の実物よりもふんだんに使われていることから、現在の大極殿はかつての姿を上回る豪華さに再現されています。
寝殿造(しんでんづくり、平安時代の貴族住宅様式)の構造で正面の長さは30m。
また、前庭には大極殿に向かって右の「左近の桜」、左の「右近の橘」が配置されて季節を彩り、龍尾檀(りゅうびだん)という勾欄(こうらん、装飾性のある手すり)が設けられて境内を南北に仕切っています。

   
大極殿
大極殿
大極殿(応天門から望む大極殿)
大極殿(応天門から望む大極殿)
碧瓦   白虎楼   蒼龍楼
碧瓦   白虎楼   蒼龍楼
 
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