ダイオード製造の新機種ラインの立ち上げや製造ラインの不良低減・改善を担当しています。また、製品の要求スペックが急速に変化する中、ローム・ワコーは量産化を検討する開発と海外工場での量産の中間地点の役割を果たしており、試作や実験を行った成果をローム本社に報告する役目も担っています。新製品の開発には新しい材料を導入するケースや、自動車メーカーからの仕様依頼に対応するケースがあり、それ合った製品の試作を行いますが、自ら考え準備した実験が成功し、優れた効果が出た時には大きな手応えを感じます。

どれだけ優れた実験案や改善案を思いついても、材料の準備も装置を動かすことも一人だけではできません。協力者がいてこそできることだと思います。そのために人とのつながりを大切にし、時には他の人たちの力にもなれるように経験と実力を身につけたいと思っています。また、私は現在、組立工程を担当していますが、慢性的な特性不良に対する改善活動においてFAB（素子）の知識を求められる場面が多くあります。FABの知見を得て組立工程の改善活動に貢献し、部門間で協力しながら改善活動を進めることを目標としています。