女性の守り神、
また日本サッカーのシンボルとして。
 

糺の森の中、瀬見の小川の西側に立つ河合神社。玉依姫命(たまよりひめのみこと、神武天皇の母神で子供の成長を守る神様)を祀り、古くから女性の守護神として信仰されてきました。
鴨長明はこの神社の神官の家に生まれましたが、さまざまな事情から跡を継ぐことができず、世をはかなんで「方丈記」を書くに至ったといわれています。「方丈」とは長明が各地を旅できるように「庵」として考案したもので、移動に便利なように組立式になっています。約2.73坪、畳でいえば5帖半程度の広さ。間口・奥行きとも1丈(約3m)四方にしつらえられていることから、「方丈」と名付けられました。河合神社の境内には、この「方丈の庵」のレプリカが展示されています。
また、下鴨神社には古式ゆかしい「蹴鞠(けまり)はじめ」が行事として残されていますが、これに関連して河合神社には「八咫烏」(やたがらす、日本神話に登場する三本足のカラス "賀茂建角身命" で、賀茂建角身命の化身ともいわれている)が祀られています。これにちなみ、日本サッカー協会は昭和6年(1931年)の協会設立時より、八咫烏の姿をシンボルマークに採用しています。

   
河合神社
河合神社
参門
参門

鴨長明の木像   方丈の庵   蹴鞠はじめ
鴨長明の木像  

方丈の庵

  蹴鞠はじめ
 
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