錦神輿会
祇園祭で大活躍の神輿の担ぎ手
  7月の京の町をにぎわす祇園祭。その起源は、平安時代に疫病がはやった時、八坂神社から神泉苑に疫病を退治する神を神輿で運んだことにあるといわれています。
7月中行われるさまざまな行事の中でも17日の山鉾巡行が有名ですが、これは神を迎える道を清めるための神事。実は、その後に行われる神幸祭と還幸祭こそがメインイベントなのです。神幸祭では、八坂神社から四条寺町にある御旅所(おたびしょ)に3基の神輿を運び、還幸祭では再び神輿を八坂神社に戻します。この神輿のひとつ「西御座」(にしござ)を錦市場の青年部を主体とする錦神輿会がかついでいるのです。
この神輿は、かつては二条城周辺にあった村落の住民「三若会」(さんわかかい)がかついでいました。しかし、戦後に「三若会」が解散したため、この頃活気のあった錦市場の人々がその代わりを務めるようになりました。
「西御座」は、3基の中で最も大きく、その重さは約2t。この特大の神輿を600人もの担ぎ手たちが「ホイット!ホイット!」と声をかけながら運びます。その勇ましさ、また御旅所や寺町通、八坂神社前で見られる豪快な神輿さばきには、ただただ圧倒されるばかりです。
   
神幸祭
神幸祭
御旅所
御旅所
 
還幸祭   昭和の還幸祭の様子   昭和22年の子供神輿  
還幸祭   昭和の還幸祭の様子   昭和22年の子供神輿  
 
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