名勝・方丈庭園と華麗な襖絵の数々。
 

方丈は大方丈(おおほうじょう)と小方丈(こほうじょう)からなります。
大方丈は京都御所内にあった建物の一部を移築したもので、古来の宮廷の姿を今に伝えます。
障壁画は安土桃山時代の代表的画派・狩野一派の手によるものとされ、計120面が重要文化財に指定されています。なお、大方丈自体は昭和28年(1953年)、国宝に指定されました。
一方、大方丈と繋がって建つ小方丈には伏見城の遺構が使われており、「群虎図」(ぐんこず、重要文化財)40枚などの狩野探幽作と伝えられる障壁画が飾られた部屋は、「虎の間」として親しまれています。
また、大方丈前面にある方丈庭園は小堀遠州の作と伝わる枯山水庭園(水を用いずに石・砂などで風景を表現する庭園様式)で、大小6個の石組みを川を渡る虎の親子に見立て、俗に「虎の子渡しの庭」(とらのこわたしのにわ)と呼ばれています。
この方丈庭園は昭和26年(1951年)に国指定の名勝となりました。

   
方丈
方丈
本坊
本坊
方丈庭園「虎の子渡しの庭」   小方丈庭園「如心庭」   六道庭
方丈庭園「虎の子渡しの庭」   小方丈庭園「如心庭」   六道庭

障壁画「群虎図」(水呑の虎の図)   障壁画「群鶴図」
障壁画「群虎図」(水呑の虎の図)   障壁画「群鶴図」

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