かつては天守閣を戴いた、家光の夢の跡地。
城内の西奥、内堀に囲まれた16,800uの敷地が本丸。
寛永3年(1626年)、3代将軍・家光が五層の天守閣と4棟の御殿を建てましたが、寛延3年(1750年)に落雷から天守閣を、天明8年(1788年)には市中大火のために殿舎も焼失しました。
かつては城内に高くそびえ立っていた天守閣。ここには後水尾天皇や将軍が登閣し、都の眺望を堪能したと伝えられます。現在の天守閣跡からも、大文字など、京都市内を見わたすことができます。
また、現存する数寄屋造り(数寄屋=茶室風を取り入れた住宅様式)の本丸御殿は、弘化4年(1847年)に建てられた旧桂宮邸の一部を京都御所から移築したもの。
公家邸宅の貴重な遺構として、重要文化財に指定されています。
一方、本丸庭園は明治29年(1896年)に完成。
枯山水(石や砂利等で山水の風景を表現)から改修を重ねて現在に至る庭園は、全体に芝生が敷き詰められ、曲線的な園路と月見台(築山=盛り土)や燈籠・庭石が設けられた芝庭風築山式庭園として、訪れる人の目を楽しませています。
重要文化財 本丸外観
重要文化財 本丸外観
天守閣跡
天守閣跡
本丸庭園   本丸庭園   本丸庭園

 
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