楼門・太閤井戸
道真公を讃える門と、太閤大茶之湯の宴の跡。
 

三つの鳥居をくぐると、北側に堂々とした造りの楼門(二階建ての門)が建っています。
見上げるばかりの巨大な門は桃山時代の様式で、両側には随神(ずいしん、貴族の護衛に従事した官人)の像が置かれ、正面には菅原道真公を褒め称える言葉「文道大祖 風月本主」(ぶんどうのたいそ ふうげつのほんしゅ)の額が掲げられています。
また、楼門の近くには「北野大茶湯之址」(きたのおおちゃのゆのあと)と彫られた石碑と、そのすぐ側に太閤井戸(たいこういど)があります。
天正15年(1587年)10月1日、豊臣秀吉が九州を治めたことと聚楽第(じゅらくだい、政庁を兼ねた邸宅)造営を記念して北野大茶之湯(きたのおおちゃのゆ、北野天満宮を会場とした茶会)を開いた際に、千利休(1522〜1591年)をはじめとする茶人(ちゃじん、茶道に通じた人)や全国から身分を問わず庶民を集め、茶点て(ちゃだて、茶を点てて客をもてなすこと)に供する水をこの井戸で汲んだと伝えられています。

   
楼門
楼門
太閤井戸
太閤井戸
扁額「文道大祖 風月本主」   楼門の左大臣(阿形)楼門の右大臣(吽形)   北野大茶湯之址
扁額「文道大祖 風月本主」   楼門の随神像   北野大茶湯之址
 
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