二王門・中門
境内へ、仁和寺玄関口から続く数々の門。
  仁和寺の玄関、正門にあたるのが「二王門」です。
門の左右に金剛力士像を安置していることからこの名があり、寛永〜正保年間に建造されました。
とても重厚な造りで、南禅寺三門、知恩院三門とともに京都三大門のひとつに数えられ、重要文化財にも指定されています。
二王門をくぐると緩やかな坂道の参道が北側へと続き、途中西側には「勅使門」(ちょくしもん)があります。両脇に築地(ついじ、瓦屋根を載せた土壁)を設けた造りで、鳳凰や牡丹唐草などの細かな彫刻が欄間(らんま、天井と鴨居・かもいの間の部分)などに見事に施されています。
参道を先へ進むと、伽藍への入り口にあたる朱塗りの「中門」(ちゅうもん)が建っており、その和様建築は簡素さのなかに風格を感じさせます。二王門よりも小さな造りながら、これも重要文化財に指定されています。
また、二王門から中門へと向かう参道の東側には、仁和寺の貴重な文化財を収めた「霊宝館」があります。創建当時の本尊の「阿弥陀三尊像」をはじめとする仏像や、絵画では「孔雀明王像」、書蹟(毛筆で書いた文字)では「御室相承記」(おむろそうじょうき)など、多数の国宝や重要文化財が所蔵されていて、毎年春と秋には一般公開されます。
 
  ●霊宝館
春と夏に名宝展が開催されます。
拝観期間は公式ホームページでご確認ください。
   
二王門
二王門
二王門
二王門
二王門左右の金剛力士像
二王門左右の金剛力士像
勅使門   中門   霊宝館
勅使門   中門   霊宝館
 
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