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TECH INFO

知って得するキーポイント

220機種以上のラインアップを持つモータドライバIC

正弦波駆動による低騒音と低振動
三相ブラシレスDCモータドライバIC

ロームには220機種以上のモータドライバICがあり、多くの実績を持っています。カバーするモータは、ブラシ付きDCモータ、ステッピングモータ、単相ブラシレスDCモータ、三相ブラシレスDCモータ(高電圧含む)と多岐にわたり、高効率と高信頼性を備えた幅広い電圧、電流、パッケージのラインアップがあり、ピン互換品も用意しています。

三相ブラシレスDCモータドライバには20以上の機種があります。通電角120度150度に加え低騒音、低振動を実現した正弦波(180度)通電駆動方式3ホールおよび1ホールセンサタイプ、センサレスタイプ、プリドライバタイプなど幅広いラインアップが揃っています。

三相ブラシレスDCモータドライバの通電角と特徴

三相ブラシレスDCモータドライバの通電角とその特徴を示します。

三相ブラシレスDCモータドライバの通電角とその特徴

単純な話をすれば通電角が電気角半周期=180度に近いほどモータ効率は高くなります。上記の図では「正弦波通電駆動」と記述されているのが180度通電駆動になります。
逆に120度通電駆動はスイッチング効率がよく制御が容易という特徴を持っています。
そして、騒音や振動、トルクリップルに関しては通電角が180度に近づくほど改善されます。これは、通電角の電流波形の特徴から想像できると思います。

ロームの三相ブラシレスDCモータドライバICの特長

●正弦波通電駆動方式搭載ドライバICをセンタタイプ別にラインアップ

三相ブラシレスDCモータドライバシリーズには、3ホールセンサタイプ用と1ホールセンサタイプ用に正弦波通電駆動方式を採用した機種を用意しています。いずれのセンサタイプでも、正弦波通電駆動方式の適用により低騒音かつ低振動を実現できます。

下図は、150度通電駆動と正弦波通電駆動ドライバICのBD63251MUVの比較です。左図においては、正弦波通電駆動のモータ電流波形が滑らかなのに対して、150度通電駆動では必然的に電流波形に歪が発生しています。右図は騒音レベルの相対比較ですが、正弦波通電駆動では150度通電駆動のように騒音レベルのスパイクがなく、より低騒音であることがわかります。

低騒音かつ低振動を実現するロームの三相ブラシレスDCモータドライバICの正弦波通電駆動方式

●3ホール、1ホール、センサレスタイプに対応

従来の3ホールセンサタイプ用に加えて、部品点数削減と省スペース化が可能な1ホールセンサタイプ、センサレスタイプ用の機種をラインアップしています。用途によって最適なソリューション提供が可能です。

●プリドライバ+パワートランジスタの構成で幅広い駆動電圧範囲に対応

BD63001AMUV、BD63002MUVはプリドライバ仕様のモータドライバICで、外付けのMOSFETを駆動します。BD63001AMUVはVcc電圧よりVM電圧が高い条件での使用が可能で、幅広い駆動電圧範囲に対応します。また、Vcc=VMで使用する場合には、HLSW端子によって外部ハイサイドトランジスタを駆動するUH/VH/WH端子の論理を設定できるので外付け部品を削減することができます。

プリドライバ+パワートランジスタの構成で幅広い駆動電圧範囲に対応するロームの三相ブラシレスDCモータドライバIC