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EnOcean Equipment Profile(EEP)

今回は、EnOceanアライアンスで策定された機器プロファイルである「EnOcean Equipment Profile」の概要を説明します。

EnOcean Equipment Profile(EEP)

EnOcean Equipment Profileは、EnOceanアライアンスによって策定されたアプリケーションごとの機器プロファイルで、通常はEEPと略されて呼ばれています。

OSI参照モデルのアプリケーション層に相当する部分の規定であり、国際標準化されているERP2(EnOcean Radio Protocol 2:物理層、データリンク層、ネットワーク層に相当)の上位に位置するものです。EEPは、EnOceanアライアンス参画メンバーが製造する個々のEnOcean機器間の相互接続性を確立する目的で策定されたものです。

実際のアプリケーションに基づいて想定される各種の機器プロファイルを取り決めたものであり、以下の3つの小単位データ(フィールドと呼ぶ)で構成されます。この3つのフィールドの定義より、機器から送られるデータの内容を判別することができます。各フィールドの詳細は、EEP仕様書を参照願います。

フィールド 意味
RORG テレグラムの種類(RPS、1BS、4BS、VLD)
FUNC デバイスの機能(例:Room Thermostat)
TYPE 特性(例:Temperature and Humidity)

EnOceanモジュールは、Teach-inテレグラムを送信することによって、自身がどのような機器プロファイルであるかを受信機へ伝えます。また、受信側では、送信モジュールがどのような機器プロファイルに則って情報を送信しているかを判別します。

EEP仕様書に該当もしくは相応の機器プロファイルがない場合は、EnOceanアライアンスメンバーであれば新しいEEPを申請して取得することができます。新しいEEPを取得するには、EnOceanアライアンスに申請を出して認定される必要があります。

現時点(2019年2月)での最新バージョンは、EnOcean Equipment Profile Version 2.6.8-Dec 31, 2017となっています。

EEPの例

実際のEEPの例として、温度センサ(温度範囲は0℃~+40℃)の機器プロファイルを示します。EEPの各フィールドの値は以下のように定義されます。通常、3つのフィールドを連結して”A5-02-05”のように記載されます。

EEP ”A5-02-05” (温度センサ:温度範囲0℃~+40℃)
フィールド 値:意味
RORG A5:4BS telegram
FUNC 02:Temperature Sensors
TYPE 05:Temperature Sensor Range 0℃ to +40℃

以下は、このEEP “A5-02-05”を使う場合のデータフォーマットで、EEP仕様書で定義されています。

EEP(EnOcean Equipment Profile)のフィールドとその意味/EEP(EnOcean Equipment Profile)“A5-02-05”のフィールドと値/EEP “A5-02-05”を使う場合のデータフォーマット

EEPに関する情報は、下記から入手できます。

・EnOcean Equipment Profile Specification(EnOceanアライアンス)
http://www.enocean-alliance.org/eep/

・Knowledge Base & System Specification(EnOcean GmbH)
https://www.enocean.com/en/knowledge-base/