EnOcean|基礎編

ERP2サブテレグラムのフレーム構成

2018.12.25

この記事のポイント

・ERP2サブテレグラムのフレームはフィールドと呼ばれる9個のデータ少単位で構成される。

・ソフトウェア開発の際に設定するパラメータは基本的に、Header、ID、Data、Length(Header+ID+Data+CRC)になる。

前回前々回とERP2のフレームとサブテレグラムのタイミングについて説明してきました。今回は、実際的なERP2サブテレグラムのフレーム構成を見て行きます。

ERP2サブテレグラムのフレーム構成

ERP2サブテレグラムのフレーム構成を図に示します。

ERP2サブテレグラムのフレーム構成。

ERP2サブテレグラムのフレームは、図の上段に示したフィールドと呼ぶデータの小単位で構成されています。ユーザーがEnOceanモジュールをカスタマイズし無線データの送信をするときのソフトウェア開発の際に設定するパラメータは基本的に、Header、ID、Data、Length(Header+ID+Data+CRC)になります。各フィールドの概略は図にある通りですが、詳細はERP2の仕様書を確認願います。

以下に実際の受信データの例を示します。

ERP2サブテレグラムのフレームの実際の受信データ例。

また、実際の受信テレグラムがDolphinViewツール上でどのように表示されるかの例を示します。DolphinViewツールについては別章で解説を予定しています。

ERP2受信テレグラムのDolphinViewツール上での表示例。

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