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ERPのプロトコルスタックと電気的仕様

ここからは、EnOcean無線通信のプロトコルであるERP(EnOcean Radio Protocol)について説明していきます。今回は階層と電気的仕様について、次回以降にテレグラム構造、フレームとサブテレグラム、サブテレグラムタイミングの説明を予定しています。

ERP(EnOcean Radio Protocol)のプロトコルスタック

ERPは前回説明したようにEnOcean Radio Protocol略で、EnOcean無線通信規格です。現状はERP2が最新バージョンです。以下はEnOcean通信のOSI参照モデルに基づくプロトコスタックです。

ERP(EnOcean Radio Protocol)の階層(OSI参照モデル)

ERP2では、OSI参照モデルの物理(Physical)層、データリンク(Data Link)層、ネットワーク(Network)層に相当する部分が規定されており、トランスポート(Transport)層、セッション(Session)層に相当する部分は規定されていません。これは、規定がないということではなく、これらの階層はERP2では使われないという意味です。

この階層構造は、以降に予定しているデータ構造の説明にも関連しますので確認しておいてください。

ERPの電気的仕様

ERP2の基本的な電気的仕様を示します。

ERP(EnOcean Radio Protocol)の電気的仕様と日本向け周波数

変調方式はFSKであり、データレートは125kbpsとなっています。また、無線周波数帯域は複数が用意されていますが、日本に向けには日本の電波法に則り928.35MHzとなります。

これらの電気的仕様で、前出のプロトコルスタックに従って送受信を行います。

キーポイント:

・ERP2では、OSI参照モデルの物理層、データリンク層、ネットワーク層に相当する部分が規定されており、
トランスポート層、セッション層に相当する部分は使用していない。

・ERP2における変調方式はFSK、データレートは125kbps、日本向け無線周波数は928.35MHz。