Bluetooth®|基礎編

GATT機能とは

2017.11.14

この記事のポイント

・GATT機能とは、GATTに基づくデータのやり取りのための手順でATTが提供する操作に基づく。

・GATT機能にはサブプロシージャがあり、データアクセス機能をユーザーに提供する。

前回から引き続き、GATT(汎用アトリビュートプロファイル)に関する説明をします。

GATT機能とは

GATT(Generic attribute profile)-汎用アトリビュートプロファイルはATT(アトリビュートプロトコル)を用いて、データを構造化する方法とアプリケーション間でのやり取りの方法を定義しており、サービス(Service)とキャラクタリスティック(Characteristic)から構成されていることは前回説明した通りです。

GATT機能とは、GATTに基づくデータのやり取りのための手順で、ATTが提供する様々な操作に基づいています。機能(プロシージャ:Procedure)にはサブプロシージャ(Sub-procedure)があり、以下のような機能をユーザーに提供します。

・クライアントとサーバの設定情報の交換
・サービスとキャラクタリスティックの検索
・キャラクタリスティックの読み出し(Read)と書き込み(Write)
・キャラクタリスティックの通知(Notification)と通告(Indication)

以下に、主要な機能とサブプロシージャをまとめました。

graf_20171114_02

このようなGATTサブプロシージャを使用することで、ユーザーは簡単にアプリケーションを実現できます。

次回はサービスとキャラクタリスティックの説明を予定しています。