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世界最小車載対応パッケージCMOS LDOレギュレータ:同等品に対し実装面積を55%削減しながらAEC-Q100に対応

2017.01.31

BUxxJA2MNVX-C シリーズは、1mm角のモールドパッケージでAEC-Q100に対応したLDOレギュレータです。車載対応品としては限界と言われていた1.5mm角のモールドパッケージを、実装面積で55%も削減します。ADAS(先進運転支援システム)のセンサやカメラ、レーダーなど、信頼性と小型化が要求される車載用モジュールに向けて開発された、世界最小*の車載LDOレギュレータです。* 2016年4月15日現在ローム調べ

実装面積を55%削減する1mm角の車載対応LDOを実現

自動車の事故防止対策や自動運転化が進むにつれて、先進安全システムの高機能化要求が高まっています。それにともない、センサやカメラモジュールに搭載する部品点数が大幅に増える一方で、自動車の軽量化とデザイン性向上のために、モジュールの小型化が強く求められています。

しかしながら、電源ICにおいて、今以上にチップやパッケージを小型化し、車載特有の温度やノイズといった厳しい環境下で使用する場合、信頼性の観点から1.5mm角モールドパッケージまでが限界とされてきました。この課題に対しロームは、一貫生産体制で長年培ってきた設計および製造技術をフルに活用することで、車載標準のAEC-Q100に対応する1mm角モールドパッケージのLDOレギュレータを開発しました。

BUxxJA2MNVX-C シリーズは、200mA出力のCMOS LDOレギュレータです。リードレスのSSON004R1010パッケージは、1.0mm×1.0mm×0.6mmを実現しています。同等の競合品が1.5mm角なので、パッケージ実装面積を55%削減します。さらに、従来は1.0?F必要だった入力および出力コンデンサが最小0.22?Fで済み、コンデンサのサイズも小さくなるので回路全体の実装面積をさらに削減可能です。

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豊富な出力電圧ラインアップで多様なアプリケーションに対応

BUxxJA2MNVX-C シリーズには、1.0Vから3.3Vまで、計10種類の固定出力電圧バージョンが用意されており、既存の様々なデバイスの電源電圧のほとんどをカバーしています。出力電圧は、下記の表の通りで、機種名のxx部分に該当の数字(2.85V品は数字とアルファベット)が入ります。

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電圧値 1.0V 1.2V 1.25V 1.5V 1.8V 2.5V 2.8V 2.85V 3.0V 3.3V
機種名 BU10 BU12 BU1C BU15 BU18 BU25 BU28 BU2J BU30 BU33

パッケージは1mm角のSSON004R1010ほかに、リードがあるSSOP5も用意されており、リードレスが望まれないケースに対応します。

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