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全91機種!LDOリニアレギュレータの新ラインアップ

標準部品にできる要素

注目ワード
  • 標準部品
  • 登録
  • 汎用性
  • 柔軟性
  • 調達
  • 認定

新しいLDOリニアレギュレータのGシリーズ、Hシリーズ、Iシリーズは、全91機種というラインアップです。出力電圧は、可変タイプは0.8V~13V 、固定タイプは1Vから12Vまでの14種類の電圧が用意されており、出力精度は1%と高精度です。出力電流は0.3Aから1.5Aまでの4種類で、これらのマトリクスになっています。

標準部品という考え方があります。呼び名に多少違いがあるかもしれませんが、機器設計に採用するにあたり認定試験を行い規定の品質と信頼性を始め様々な要求仕様を満たした部品を登録し、以後、基本的に認定作業なしに誰もが使うことができるといった部品のことです。設計者にとっては安心して選択できるだけではなく、製品化をスピードアップすることも可能です。

また、購買、調達といった観点からは、異なるプロジェクトでも同じ部品が選択されれば数量がまとまり、価格交渉面や発注管理の手間が少なくなるといったメリットがでてきます。

それでは、何でもかんでも標準部品にすればよいのでしょうか? 答えはNoです。おそらく、逆に上述のようなメリットは得られないでしょう。まず、認定作業は手間がかかるだけではなく費用もかかります。そして、本当に多くの設計で使われる可能性が高いものでなければ、調達面のメリットはありません。

つまり、標準部品にする部品は、汎用性柔軟性を備えている必要があります。そういった意味では、電源ICは標準部品として有望な部品です。ほとんどの電子回路は電源を必要とします。さらに、LDOリニアレギュレータICであれば、多種多様な用途があります。ただ、多種多様な用途があるということは、そのLDOリニアレギュレータが多種多様な用途に対応できる仕様と性能、そして幅広いラインアップをもっている必要があります。

ここで紹介するLDOリニアレギュレータのGシリーズ、Hシリーズ、Iシリーズは、全91機種という膨大なラインアップで構成されています。これだけの機種が揃っていて、発注先も1社となるわけですから、標準部品として登録する価値は十分あると思います。ただ、「91機種も認定作業をするのは大変」と思われる方がいらっしゃるかと思います。これには、考え方はいくつかあるのですが、例えばシリーズとして基本設計が同じであればシリーズ認定というアプローチがあると思います。

もちろん、機種数だけではなく、最新の性能要求を満たすスペックや保護回路などを備えています。以下に特長とラインアップを示します。

  Gシリーズ Hシリーズ Iシリーズ
入力電源電圧範囲 4.5V~14.0V 4.5V~8.0V 2.4V~5.5V
最大出力電流 0.3A、0.5A、1.0A 0.3A、0.5A、1.0A、1.5A 0.5A、1.0A
出力電圧設定範囲(可変タイプ) 1.5V~13.0V 1.5V~7.0V 0.8V~4.5V
出力電圧(固定タイプ) 1.5V、1.8V、2.5V、3.0V 、
3.3V、5.0V 、6.0V、7.0V、8.0V、
9.0V、10V、12V
1.5V、1.8V、2.5V、3.0V 、
3.3V、5.0V 、6.0V、7.0V
1.0V、1.2V、1.5V、1.8V、
2.5V、3.0V 、3.3V

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