回路シミュレーション
SPICEモデルの種類
2019.01.29
この記事のポイント
・SPICEモデルの形式には、「デバイスモデル」と「サブサーキットモデル」の2種類がある。
・デバイスモデルは、基本的にトランジスタやダイオードなどの素子のモデル。
・サブサーキットモデルは、基本的にデバイスモデルの組み合わせ。
SPICEでシミュレーションに使うモデルには種類があります。すでに「デバイスモデル」という言葉を使っていくつかの説明をしてきましたが、ここでSPICEモデルの種類について説明をします。
SPICEモデルの種類
SPICEモデルの形式には、「デバイスモデル」と「サブサーキットモデル」の2種類があります。
デバイスモデルは基本的に、ダイオードやMOSFETといった素子のモデルになります。サブサーキットモデルは、基本的にデバイスモデルの組み合わせで、単純には回路状態のモデルと考えることができます。その他に、回路上で熱計算をする特殊なモデルも存在します。
SPICEのデバイスモデルとは
デバイスモデルは、トランジスタやダイオードなど各モデルの電気的特性を表す所定の数式が決まっており、その数式に用いる係数(パラメータ)を示したものです。
SPICEのサブサーキットモデルとは
デバイスモデルや電源、数式などを組み合わせて、回路としてのモデルを構成になります。モデルの中に、回路接続情報や、デバイスモデルなどを含みます。
以下は、上図の「モデル内部の回路接続」部分の詳細です。インスタンス名に続き、接続端子、そしてモデル名で構成されています。
次回から、それぞれのモデルについて、もう少し詳しい内容について説明をして行きます。
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回路シミュレーション
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