DC-DCコンバータ|基礎編
スイッチングレギュレータの基礎
2014.05.27
近年、スイッチングレギュレータは、その電力変換効率の高さや変換の柔軟性から多くの機器に利用され、電源の主流になっています。かつては、スイッチング電源といえば、モジュールやユニットという完成品を購入するという構図でしたが、近年、多種多様なスイッチング電源用のICが供給されるようになり、設計者は回路基板上にスイッチング電源を組み入れるオンボード設計に取り組むようになりました。それと同時に、リニアレギュレータとは異なるスイッチング電源回路がもつ様々な検討事項が、設計者の大きな課題になったのも事実です。
本項では、降圧型スイッチングレギュレータを題材として、その動作や機能などの基礎を説明します。