新緑まぶしい、上賀茂神社。 ローム本社から車で約25分
  賀茂川を上流へ訪ねると、そこはまぶしいばかりの新緑。
広々とした境内を散策すれば、身も心も清々しさに包まれます。 太古からの歴史が息づくここ、上賀茂神社は正式名を「賀茂別雷神社」(かもわけいかづちじんじゃ)といい、その名の通りに雷(いかづち)の神威で厄を祓う雷神電気の守り神として広く信仰されている賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)を祭神に祀っています。
京都で最も古い神社とされ、神代に降臨後、現在の地に社殿が造営されたのが天武天皇6年(678年)と伝えられます。
平安遷都後は皇城鎮護(おうじょうちんご、王宮を守ること)の神、鬼門の守り神として皇室からの信仰が篤く、国家の重大時には必ず神前への供え物や祈願が行われました。
また、家紋の三ッ葉葵が上賀茂神社の神紋に由来するとして、徳川家康からも篤く信仰されました。
古代にこの地を治めた賀茂氏の氏神を、下鴨神社(賀茂御祖神社・かもみおやじんじゃ)とともに祀る神社であり、両神社を併せて「賀茂神社」(賀茂社)と総称します。
上賀茂神社の北北西には賀茂別雷神が降臨したとされる「神山」(こうやま)があり、古くはこの山が崇拝の対象とされてきました。後に、神山を拝む位置にという理由から、山麓に社殿が建てられたと伝えられます。
境内には「ならの小川」をはじめ北から南へと流れる清流の数々があり、この神社特有の穏やかで清らかな景色をかたちづくっています。
また、参道脇が馬場になる事もあり、馬を使った独特の神事が古くから行われてきたため、上賀茂神社は日本の乗馬の発祥地と伝えられます。
664,000uに及ぶ広大な神域内には、桧皮葺(ひのきかわぶき)の屋根を戴く優雅な社殿が建ち並びます。
現在、中心となる社殿には2棟が東西に並び建つ「本殿」と「権殿」(ごんでん)があり、ともに国宝です。 また、約60棟を数える社殿のうち、「細殿」(ほそどの)などの41棟が重要文化財に指定されていて、上賀茂神社はユネスコの世界文化遺産に登録されています。
また、上賀茂神社門前のお土産品として有名なのが「やきもち」です。上賀茂神社では江戸時代から「やきもち」を販売していましたが、それはあんこが入っていない、餅だけを焼いたものでした。 江戸中期以降に葵祭に合わせてあんこを入れた「やきもち」(焼いた大福餅)を販売するようになり、次第に上賀茂神社の門前菓子として有名になりました。
目にしみる上賀茂の青葉のもと、王朝の優雅を今に伝える「葵祭」が開かれると、京都の季節は春から初夏へと移り変わります。
   
楼門
楼門
一ノ鳥居
一ノ鳥居
ならの小川
ならの小川
神山
神山

上賀茂神社 神紋 二葉葵 徳川家紋 三ッ葉葵   やきもち(葵家やきもち総本舗)
上賀茂神社 神紋 二葉葵 徳川家紋 三ッ葉葵   やきもち(葵家やきもち総本舗)

上賀茂神社 境内マップ 上賀茂神社 周辺マップ

●京都市バス 「上賀茂神社前」バス停よりすぐ
●京都市バス 「上賀茂御薗橋」バス停より徒歩5分
●京都市バス 「上賀茂御薗口町」バス停より徒歩5分

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