ローム ミュージック ファンデーションは、
音楽を通じて豊かな文化を作ることを目指しています。

HOME活動紹介ローム ミュージック フレンズの活躍

ローム ミュージック フレンズの活躍

1991年の設立以来、ローム ミュージック ファンデーションはこれからの音楽界を担う若い音楽家たちの夢をサポートしています。支援してきた多くの奨学生の方々が、「ローム ミュージック フレンズ」として、共に多くの方々に音楽を届ける仲間となり国内外で活躍しています。

小林 知世 (Ms.Tomoyo Kobayashi)

クラリネット/clarinet  (奨学金受給年度 2008,2009,2010,2011,)

プロフィール及び近況

  1985年富山県生まれ。 国立音楽大学卒業、ロームミュージックファンデーション奨学金を得て、2008年フランスヴェルサイユ国立地方音楽院クラリネット科満場一致で卒業。2011年​イスラエルエルサレムルービンミュージックアカデミー、イスラエルテルアビブ大学ブックマンメータ音楽大学アーティストディプロマ取得。在学中、イスラエルフィルハーモニー、イスラエルシンフォニエッタ、イスラエルカメラータエルサレムなどで演奏し、指揮者のズービンメータ、クリスティアンエッシェンバッハ、ヴァレリーゲルギエフ、ソリストはユージャワン、イツァックパールマン、ミーシャマイスキーなどと共演後、ハイファ交響楽団のクラリネット奏者を務めた。 現在中国蘇州​交響楽団の副首席奏者並びにエスクラリネット奏者として中国ならずヨーロッパ、日本、東南アジア諸国などで演奏活動を行っている。 2010年ルーマニアクラリネット国際コンクール審査員特別賞受賞。 2016年第84回日本音楽コンクールクラリネット部門第3位​。

奨学金給付期間中の思い出

フランスで3年間勉強させていただき、とても良い経験をさせていただきました。初めての海外生活は決して簡単なことではなく、レッスンの時間を聞き間違えたり、室内楽での合わせの時に自分の言いたいことがうまく言えなかったり、もどかしい時期もありました。しかし、大好きなクラリネットを演奏できる喜びや、素晴らしい先生方、友達に出会い、たくさんの刺激を受けました。それらすべての学びが音楽につながっていると思います。フランス最後の年にはヴェルサイユ宮殿でオーケストラのエキストラとして演奏活動をしてきました。その部分が活かされ今は、イスラエルで勉強と音楽活動を両立しています。フランスにいた時のように日本人はたくさんいませんし、生活環境も異なりますが、クラリネットを愛する気持ちは強くなり、素晴らしい演奏ができるようこれからもがんばっていきたいです。

これまでの奨学生のご紹介

1991年の設立から現在まで支援してきた奨学生のプロフィールや奨学生当時の思い出など