ローム ミュージック ファンデーションは、
音楽を通じて豊かな文化を作ることを目指しています。

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ローム ミュージック フレンズの活躍

1991年の設立以来、ローム ミュージック ファンデーションはこれからの音楽界を担う若い音楽家たちの夢をサポートしています。支援してきた多くの奨学生の方々が、「ローム ミュージック フレンズ」として、共に多くの方々に音楽を届ける仲間となり国内外で活躍しています。

大岡 仁 (Hitoshi Ooka)

ヴァイオリン/violin  (奨学金受給年度 2010,2011,2012,)

プロフィール及び近況

相愛大学を特別奨学生として卒業後、ニュルンベルク音楽大学修士課程を卒業。ベルリン芸術大学ソリストコースでも学ぶ。全日本学生音楽コンクール全国大会第1位。日本音楽コンクール第2位、および聴衆賞。タデウシュ・ヴロンスキ国際無伴奏ヴァイオリンコンクール第1位。小澤征爾指揮、桐朋学園同窓会オーケストラと共演。以来、国内外のオーケストラと共演。「咲くやこの花賞」「青山音楽賞新人賞」などを受賞。ライン州立フィルハーモニー管弦楽団第2ヴァイオリン副首席奏者を経て、現在ベートーヴェン・オーケストラ・ボン第1ヴァイオリン奏者。

奨学金給付期間中の思い出

まずヨーロッパに来て最初に驚いたことは、聴衆の反応がとても表情豊かだということです。目を閉じて祈るように音楽に耳を傾けている人、リズムに合わせて体を揺らしながら聞いている人、本当に様々で、音楽を心から楽しみたいという思いが伝わってきます。また会話の弾む休憩時間のくつろいだ雰囲気も、私にとってとても新鮮でした。クラシック音楽がヨーロッパの人たちにとってどれだけ身近で大切な存在か直に感じ、それに日本人である私が携わることの意味を改めて考えた気がします。 イタリアでは、指揮者無しで演奏するオーケストラ「Spira mirabilis」に参加しました。プレイヤーの一人一人が意見を出し合いながらリハーサルを進めていくのですが、その中で皆の呼吸が一つになっていく感覚はとても印象深いものでした。

これまでの奨学生のご紹介

1991年の設立から現在まで支援してきた奨学生のプロフィールや奨学生当時の思い出など