2008年
オペラ・プロジェクトⅨ
2003年に引き続きの「こうもり」。アイゼンシュタイン役ボー・スコウフスはウィーン国立歌劇場、ザルツブルグ音楽祭を始めヨーロッパ、アメリカの一流歌劇場に出演を続けているバリトン。フロッシュは元宝塚歌劇団の大浦みずき。
〈出演〉アンドレア・ロスト(ロザリンデ)、ボー・スコウフス(アイゼンシュタイン)、アナ・クリスティー(アデーレ)、ゴードン・ギーツ(アルフレート)、ロッド・ギルフリー(ファルケ博士)他
〈指揮〉小澤征爾
2007年
オペラ・プロジェクトⅧ
マリウシュ・クヴィエチェンが、エスカミーリョ役で音楽塾に再び出演。ジャン=ピエール・ポネルが装置デザイン。サンフランシスコ・オペラのプロダクション。
〈出演〉
ジョシー・ペレス(カルメン)、マーカス・ハドック(ドン・ホセ)、ケイティ・ヴァン・クーテン(ミカエラ)、マリウシュ・クヴィエチェン(エスカミーリョ)他
〈指揮〉小澤征爾
2006年
オペラ・プロジェクトⅦ
「交響曲とオペラは、車の両輪のようなもの」、この言葉通り、この年はマーラー:交響曲第2番を取り上げた。
〈演奏〉小澤征爾(指揮)、松田奈緒美(ソプラノ)、ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)
2005年
オペラ・プロジェクトⅥ
この年、音楽塾は初めての中国公演を北京と上海で行った。デイヴィッド・ニース演出、マイケル・ディーガン&サラ・コンリーによるデザインの装置を新制作。
〈出演〉ルクサンドラ・ドノーゼ(ロジーナ)、ジョン・オズボーン(アルマヴィーヴァ伯爵)、アール・パトリアルコ(フィガロ)、ポール・プリシュカ(バルトロ)、ドナート・ディ・ステファノ(バジリオ)、ジュディス・クリスティン(ベルタ)他
〈指揮〉小澤征爾
2004年
オペラ・プロジェクトⅤ
ロバート・カーセン演出、フランダース・オペラ(ベルギー)よりレンタルしたプロダクション。ムゼッタ役には、アンナ・ネトレプコが出演。マルチェッロ役マリウシュ・クヴィエチェンは初期の音楽塾オペラ・プロジェクトの常連。いまや二人は世界中の主要オペラハウスに出演を重ねている。
〈出演〉ノラ・アンセレム(ミミ)、ロベルト・サッカ(ロドルフォ)、マリウシュ・クヴィエチェン(マルチェッロ)、アンナ・ネトレプコ(ムゼッタ)、ネイサン・バーグ(ショナール)、ハオ・ジャン・ティアン(コルリーネ)他
〈指揮〉小澤征爾
2003年
オペラ・プロジェクトⅣ
ダ・ポンテ三部作に引き続き、喜歌劇「こうもり」を取り上げる。小澤征爾音楽塾の定番演目。フロッシュ役にはKONISHIKIが出演。サンフランシスコ・オペラのプロダクション。
〈出演〉シルヴァーナ・ドゥスマン(ロザリンデ)、ミヒャエル・ロイダー(アイゼンシュタイン)、ジェニファー・ウェルチ・バビッジ(アデーレ)、クリストファー・シャルデンブランド(ファルケ博士)他
〈指揮〉小澤征爾
2002年
オペラ・プロジェクトⅢ
ダ・ポンテ三部作最後の作品。クリスティン・ゴーキーは3年連続での出演。ゴーキーは2019/2020シーズンはNYメトロポリタン歌劇場で「トゥーランドット」タイトルロールを歌うなど、最近ではリヒャルト・シュトラウスやワーグナー作品のドラマチック・ソプラノの役で評価を確立している。
〈出演〉マリウシュ・クヴィエチェン(ドン・ジョヴァンニ)、ソンドラ・ラドヴァノフスキー(ドンナ・アンナ)、グレゴリー・トゥレイ(ドン・オッターヴィオ)、クリスティン・ゴーキー(ドンナ・エルヴィーラ)、シモーネ・アルベルギーニ(レポレッロ)他
〈指揮〉小澤征爾
2001年
オペラ・プロジェクトⅡ
小澤征爾は1969年ザルツブルグ音楽祭「コジ・ファン・トゥッテ」でオペラデビュー。その当時の演出をしたのがジャン=ピエール・ポネルであった。そのポネルが後にミシガン・オペラ・シアターのためにデザインしたプロダクション。
〈出演〉クリスティン・ゴーキー(フィオルディリージ)、モニカ・グロープ(ドラベッラ)、ジョン・オズボーン(フェランド)、マリウシュ・クヴィエチェン(グリエルモ)、ステファニア・ボンファデッリ(デスピーナ)、ウィリアム・シメル(ドン・アルフォンゾ)
〈指揮〉小澤征爾
2000年
オペラ・プロジェクトⅠ
ダ・ポンテ台本によるモーツァルトの代表的3作品のうちの一つで、小澤征爾音楽塾は幕を開けた。サンフランシスコ・オペラのプロダクション。デイヴィッド・ニース演出(以降、2004年を除きすべてのオペラ・プロジェクトの演出を担当)。
〈出演〉
ジェラルド・フィンリー(フィガロ)、ヌッチア・フォチレ(スザンナ)、オラフ・ベーア(アルマヴィーヴァ伯爵)、クリスティン・ゴーキー(伯爵夫人)他
〈指揮〉小澤征爾
写真:大窪道治