20年以上にわたる小澤征爾音楽塾のあゆみを振り返りながら
喜歌劇「こうもり」の見どころを、オーケストラ・ピットに登場する実物楽器の展示や過去映像とともにご紹介します。
ローム株式会社の佐藤研一郎社長（当時）のご支援で「小澤征爾音楽塾」を立ち上げて以来、オペラの制作と公演を通じて、オーディションで選ばれた若い音楽家たちへの教育を続けてきました。若い音楽家たちが、私が信頼を寄せるサイトウ・キネン・オーケストラメンバーたちの指導のもと、世界の第一線で活躍する歌手や演出家と一緒に一つのオペラ作品を創り上げていくことは、音楽家としての一生を左右するような経験になります。また京都府内の多くの小学生たちを招待し、世界的にも他に類を見ないこのプロジェクトで創られるオペラを楽しんでもらいたいと思っています。
©Shintaro Shiratori
小澤征爾音楽塾 塾長
公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーションとローム株式会社は、音楽を通して豊かな文化を作ることを目的に様々な音楽文化支援活動を継続的に実施しています。特に若い音楽家たちを支援する事業に力を入れており、次世代の音楽家たちを育てる小澤征爾音楽塾の支援もその一環です。世界で活躍する音楽家の方々が若い音楽家の育成のために力を注ぎ、塾生たちは国内外で素晴らしい音楽を多くの方に届けております。今回は2022年3月に公演予定の喜歌劇「こうもり」を題材とした展示を行います。ぜひこの小澤征爾音楽塾の活動、そして「こうもり」の楽しさを多くの方に知っていただきたいと願っております。
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