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レコーディングと今後の演奏活動について(柴田 花音さん)11/7

柴田 花音さん/Ms. Canon Shibata
(専攻楽器チェロ/cello)

[ 2022.11.18 ]

トロント王立音楽院 グレン・グールド・スクール

ロームミュージックファンデーション奨学生の柴田花音です。
いつも多大なるご支援を頂き有難うございます。
カナダ・トロントでの留学生活も最後の1年となり、ラストスパートのように目まぐるしい日々を過ごしております。

 

<The Robert W. and G. Ann Corcoran Concerto Competition>

 

 

去る8月には指揮者・大友直人先生の御推薦を賜り、群馬県・高崎市にあります高崎芸術劇場にて「大友直人プロデュースT-shotシリーズvol.8」に選出して頂きました。

4日間という短い期間にてCD/DVD収録、リサイタル、ミュージックビデオ撮影、ラジオ収録、

インタビューという濃密なスケジュールは、これまでにない集中力や精神力、そして体力を要し何事にも代え難い経験となりました。

 

自身初となるCDレコーディングは先輩方からお話を聞いて覚悟はしていたものの、想像以上に大変でしたが、その奥深さを体感、体験できた事は、今までより更に繊細に多面的な視点の必要性を学び、今後の課題も得る事が出来ました。

今は12月のリリースに向けて詳細をつめている所です。

一人でも多くの皆様にお手に取って聞いて頂ける事を願っております。

 

<高崎芸術劇場にて「大友直人プロデュースT-shotシリーズvol.8」リサイタル>

 

 

数日前にはトロントにてThe Robert W. and G. Ann Corcoran Concerto Competitionにてグランプリを頂き、来シーズンRoyal Conservatory Orchestraとエルガーのチェロコンチェルトを共演させて頂く事になりました。

会場一杯のお客様に演奏を聴いて頂き、また演奏後や結果発表時には、海外ならではの聴いた事のないほどの歓声に包まれとても興奮しました。

 

<The Robert W. and G. Ann Corcoran Concerto Competition結果発表・表彰式>

 

 

私の学校の特徴の1つは一般科目の授業が多い事です。

今年も「科学」や「政治学」など母国語である日本語でも難しく感じるであろう授業に日々格闘中です。

間も無く始まる中間試験や12月にある期末試験に向けて特に勉強が大変で練習時間を十分に取れないのは悩みの一つです。

 

11月から年末にかけて日本4都市でリサイタルをさせて頂きますので、本番に向けて練習と勉強の両立を頑張りたいと思います。

 

<The Robert W. and G. Ann Corcoran Concerto Competition>