奨学生レポート RMFレポート ミュージックサロン インタビュー

大学4年の半年間を振り返って(東亮汰さん)11/1

東 亮汰さん/Mr.Ryota Higashi
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2022.01.14 ]

学校名:桐朋学園大学

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の東 亮汰です。
日頃より多大なるご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
コロナ禍での大学4年、選択している科目にもよりますが、授業はオンライン・対面の混合で行われています。

 

参加予定だったセミナーが中止になったり、前後の隔離期間等のことを考えると海外へ行くこともままならなかったり、なかなか元通りとはいきませんが、演奏会はPCR検査などをしつつ開催されるようになり、ステージで演奏できること、そしてその場に聴いてくださる方がいることのありがたさを噛みしめています。
演奏会としては、反田恭平さんのジャパン・ナショナル・オーケストラのコンサートに度々参加させていただき、間近で反田さんや岡本誠司さん、そしてオーケストラの素晴らしい皆さまの演奏に触れ、言葉では表現しきれないほどの大きな刺激を受けました。

また留学等について、演奏家としてのあり方等々も合間に伺うことができ、具体的なお話を聞くことにより自分自身の今後について、より明確に思い描くようにもなりました。

 

またARKシンフォニエッタのメンバーとして、辻井伸行さん、三浦文彰さんのコンサートにも出演させていただき、お二人の素晴らしい演奏、世界観に触れたこと、サントリーホールでのマティアス・ピンチャー氏指揮、アンテルコンタンポランの皆さんと共にアンサンブルCMAとしてマーラー「大地の歌」を演奏させていただいたことも大きな経験でした。

人との関わりが激減したコロナ禍の中、様々なオーケストラ、室内楽演奏の機会をいただき、音楽でのコミュニケーションの場があることは大変ありがたく、ここから得たものを今後予定されているリサイタル等のソロの場で発揮していけたらと思っています。

 

音楽を通しての多くの方との出会いやご縁にも感謝し、今後も勉強を続けてまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。