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留学と演奏活動(篠原悠那さん)5/31

篠原 悠那さん/Ms. Yuna Shinohara
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2019.08.26 ]

学校名:国際メニューイン音楽アカデミー、桐朋学園大学大学院音楽研究科修士課程

ロームミュージックファンデーション奨学生の篠原 悠那です。
2018年度に引き続き、2019年度も奨学生として勉強させていただける事になりました。ありがとうございます。
私はこの春より桐朋学園大学大学院音楽研究科修士課程にも在籍し、夏まではスイスの国際メニューイン音楽アカデミーとのダブルスクールになります。

<アカデミー演奏会でヴェンゲーロフ先生 バルトリさんと共演>

 

アカデミーでは、1月、学校のRosey Concert Hallにてヴェンゲーロフ先生やオペラ歌手のチチェーリア・バルトリさんとコンサートでの共演、2月、セレブ感漂うリゾート地モナコにてモンテカルロ歌劇場にも訪れ同じプログラムでコンサート、3月、ジュネーブ・ヴィクトリアホール、クランモンタナ、ザンクトガレン等スイス各地に訪れての演奏会出演やレッスン受講と実践的に学ぶ毎日。

<モナコ モンテカルロ歌劇場>

 

4月、アカデミーで新しく導入された即興演奏や指揮法、ジャズ、音楽理論の授業、ヴェンゲーロフ先生のマスタークラスなど受講。

イースターホリデーには日本に帰国し王子ホール主催のTransit Vol,9 カルテットアマービレ公演、宮崎国際音楽祭にて徳永二男先生はじめとするピンカス・ズーカーマンさん等の音楽に触れ、オクテット、カルテット、オーケストラ公演等に出演させていただき たくさんの刺激を頂きました。

 

 

<王子ホール カルテット・アマービレ公演>

 

<宮崎国際音楽祭>

 

スイスに戻ってからは 朝6時から夜9時過ぎまで明るくて晴れやかな空の下 静かに波打つレマン湖を散歩し、小鳥の鳴き声など自然の音に囲まれながら 残り少なくなりましたヨーロッパの留学生活を楽しんでおります。

 

<ホームステイ先から見える景色 レマン湖の朝日>

 

今年の夏は霧島国際音楽祭にてダンタイソンさんとの共演やスイスの音楽祭でエルサレム・カルテットの方々との共演が決まってます。

演奏会での経験や素晴らしい音楽家の方々との共演は人生の財産だなと感じます。

どこへ行っても素晴らしい演奏家は最後の最後まで人一倍練習に励んでおり、その人の人間力に周りが魅せられて信頼を得る、そしてその音楽はその人の人間的な魅力や佇まいが出ると気づかされます。私も日々の生活から己をきちんと見つめて自分自身心から感動できる音楽を演奏していきたいと思っています。

今は、自分がどうやってプロとして音楽を伝えていけるかを、先輩や先生方、周りの友達から学びたいと思いますし、日本では慌ただしく生活しなかなか行くことが出来なかったコンサートにもヨーロッパでは積極的に足を運び、人として音楽家としての器を大きくするため奮闘中です。
このように毎日自分を見つめる時間や機会を増やしてくださっているロームミュージックファンデーション様のご支援に心から感謝申し上げます。
これからも精進してまいりますので応援どうぞよろしくお願いいたします。


貴重な経験が多く、羨ましいですね!ぜひその経験を活かして今後の活動に繋げていってください。