奨学生レポート RMFレポート ミュージックサロン インタビュー

最終レポート(小川恭子さん)5/2

小川 恭子さん/Ms.Kyoko Ogawa
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2019.07.30 ]

学校名:桐朋学園大学大学院、ザハール・ブロン・アカデミー(スイス)

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の小川恭子です。

早いもので最後のご報告となります。

<リサイタル翌日、雪のちらつく中を三千院まで足を運びました。>

 

まず昨年12月、ローム ミュージック フレンズの一員となって以来特に親しみを感じてきました京都で、ついにリサイタルを行いました。

東京以外での本格的なリサイタルは初めてだった為不安もありましたが、関西方面の親戚や知人をはじめ大勢の方々がとても優しく迎えてくださり、私にとってここは第二の故郷なのだなという安心感に包まれました。

久々の再会で成長を喜んでいただけたり、初めて私の音楽を聴いて新たにファンになって下さった方もいらして、たくさんの温かさに触れる事ができた思い出深いリサイタルとなりました。

 

ソロのみならず室内楽でも、忘れられない素晴らしい経験がありました。

実は、演奏会の為に推薦していただいて初めて組む事となったトリオでしたが、全員が現ローム奨学生、桐朋生である等共通点が多く、リハーサルを重ねて音楽を作り上げていく過程からとても刺激的でワクワクが止まらず、特に本番は即興で仕掛け合いがあったり正に音楽の会話を楽しめたという表現がピッタリでした。

これからもこのトリオで勉強し、活動していけたらと願っています。

 

<佐賀県玄海町にて。♪チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に 」(Pf樋口一朗、Vc森田啓佑)>

 

<コンサート会場近くの棚田と海>

 

こういった演奏活動の合間には、大学院の修了レポートを書いたり演奏審査への準備にも励み、無事修了する事ができました。

大学院の二年間を振り返りますと、だいぶ目まぐるしくあっという間に感じられましたが、それはローム ミュージック ファンデーション様のご支援により気兼ねなく、国内外を飛び回りたくさんの経験を積ませていただけたからだと思っております。心より感謝申し上げます。

 

引き続き、クラシック音楽発祥の地であるヨーロッパで研鑽を重ねて音楽を深めてまいります。

二年間、大変お世話になりました。

 

<大学院の謝恩会にて、お世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて演奏させていただきました。>

 


ローム ミュージック フレンズ同士の共演、私たちとしてもうれしい限りです! このフレンズの輪が広がっていき、多くの音楽を届けてもらえることを願っています。