奨学生レポート RMFレポート インタビュー

充実した日々(小川恭子さん)11/28

小川 恭子さん/Ms.Kyoko Ogawa
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2019.01.25 ]

学校名:桐朋学園大学大学院、ザハール・ブロン・アカデミー(スイス)

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の小川恭子です。

前回ご報告させていただいた4月以降も引き続き様々な経験を積むことができ、たくさんの刺激を受けてきました。

まず6月には、ご指導いただいているザハール ・ブロン先生の70歳を記念としたお祝いのコンサートに出演させていただきました。

<ブロン先生と出演メンバーの集合写真。>

 

このコンサートは、世界的名教師として知られるブロン先生に育てられたワディム・レーピン氏が音楽監督を務め、幅広い世代の弟子達が集まって豪華なプログラムを作り上げました。先生へのお祝いの気持ちを込めた音楽を、素晴らしい音楽家の方々と共に作ることができて幸せな時間でした。

特に印象的だったのは、先生が演奏されたマスネ作曲のタイスの瞑想曲。

何度も耳にしてきた作品ですが、初めて聴いたかのような衝撃を受けました。

約2000人の聴衆も私たちアンサンブルメンバーも、先生の音を一瞬たりとも聴き逃さぬよう全神経を注ぎ、70年の時を経て作り上げられた濃密な音楽の世界に入り込んでいました。

秋には国際コンクールへ挑戦しました。

近年は有難い事に演奏の機会が増えたことで、以前ほどコンクールの課題曲だけに時間を費やした準備期間を設けることはできませんが、それでもこうして自分ではなかなか選曲しないであろう作品を練習したり、世界中の同年代の演奏家の中で演奏すること、審査員の方々の前で演奏する場を作ることは大切だと実感しました。

 

<コンクールの控え室にて。>

 

<街を散策し、満喫しました。>

 

また、今年度は修士課程の二年目ということもあり、授業内での楽曲分析発表や、修士を修了する為に必須であるレポート執筆など、机に向かう時間も増えました。リサイタル等のお仕事や国際コンクール出場の合間にそういった時間をとることは容易ではないため、ここのところ常にヒヤヒヤしているような気もしますが、演奏する以外の角度から音楽と向き合うことでより深く音楽を理解できるようになったと感じ、とても満ち足りた気持ちでいます。

こうして音楽漬けの幸せな日々を送ることができているのは、ローム ミュージック ファンデーション様をはじめ、サポートしてくださる方々がいらっしゃるからであり、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 


記念のメンバー、樫本大進さんをはじめローム ミュージック フレンズが何名かいらっしゃいますね! 音楽に没頭できる今の時期に多くの経験ができるよう祈っています。