奨学生レポート RMFレポート インタビュー

半年間を振り返って(上野明子さん)11/1

上野 明子さん/Ms. Akiko Ueno
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2018.12.14 ]

学校名:ケルン音楽大学

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の上野明子です。
いつも多大なるご支援を頂き心より感謝申し上げます。
サマータイムも終わりドイツで過ごす3度目の寒くて暗い冬がやってきました。

<家の近くのライン川の夕日とケルン大聖堂>


この半年間はヴァイオリンと一緒に色々な国へ足を運びました。

今回は中でも特に印象に残った出来事をいくつか書きたいと思います。

5月はイタリアで開催された第25回アンドレア・ポスタッキーニ国際ヴァイオリンコンクールに出場し第3位と特別賞を受賞しました。

小さな一歩ですが、初めて国際コンクールで入賞出来たことは今後の励みになりました。

会場がイタリアならではの豪華な劇場でコンクールの緊張感よりもこの空間で弾けることの楽しみのが大きかったです。

 

<イタリアのコンクール会場>

 

また、期間中滞在していた宿に私含めたコンテスタントが3人共同生活しており、始めはピリピリした空気だったら嫌だなぁと不安でしたがその不安は裏切られ、一緒に食事をしたり時にはお互いの演奏のアドバイスをしたりコンクールでこのような友達に出会えた事は予想外でした。

3人それぞれ違う国で勉強してますが、コンクール後も連絡を取り合い再会も果たしました!

8月には再びイタリアを訪れマスタークラスを受講しました。

同世代の音楽家との出会いはいつも刺激的です。

ワインが有名なトスカーナ地方ということもあり、なんとスケジュールにワインテイスティングが組み込まれるというなんともイタリアならでは(?!)でした。

練習室からの眺めも息を飲むほど美しかったです。

 

<夏のセミナーの練習室からの眺め>

 

10月はGlasgow Cathedral Festival of Music 出演のため初めてスコットランドを訪れました。

予想はしてたもののやはり寒かったです。

一週間スコットランド音楽院で弦合奏の緻密なリハーサルが行われ、各パートのトップに限らず全員が意見を出し合い本番はグラスゴー大聖堂で演奏しました。

 

<グラスゴー大聖堂の演奏会>

 

私は現地の学生と知り合ってわずか一週間でしたが、まるで昔から知り合いだったかのように暖かく歓迎してくれて本番はみんなの気持ちが一つになり音楽がみんなとの絆を深めてくれたと思います。
また、一日あったオフ日を利用してグラスゴーから電車で一時間弱のエディンバラも少し観光しました。

現地に行ってから知ったのですが、あの有名なJKローリングがハリーポッターを書いた時にいたカフェや作品のインスピレーションを受けたという墓地などがエディンバラにあったことは驚きでした!

新しい土地で新しい人たちと過ごした一週間は毎日が新鮮であっという間に過ぎ去ってしまいました。

 

グラスゴーからケルンに戻って一瞬で現実戻り、学校で行われたアラベラ・シュタインバッハーさんの公開レッスンを受講しました。

身体の使い方や曲想のアドバイスを的確に指示して下さり収穫のある時間でした。

 

<アラベラ・シュタインバッハーさん公開レッスンにて>

 

この半年間は音楽が沢山の出会いと様々な土地へのご縁を運んでくれたなと感じます。

このような経験をさせて頂けている感謝の気持ちを忘れずに、今後も精進していきたいと思います。

 

 


イタリアならではのワインのテイスティング…良い気分でセミナーを受けることができそうですね!多くのチャンスがあると思いますので、しっかり掴んでいってください。