奨学生レポート RMFレポート ミュージックサロン インタビュー

新しいスタート(山根一仁さん)

山根 一仁さん/Mr.Kazuhito Yamane
(専攻楽器ヴァイオリン/violin)

[ 2014.07.22 ]

学校名:桐朋学園大学ソリストディプロマコース

ローム ミュージック ファンデーション奨学生の山根一仁です。
あっという間に音楽高校での3年間が終わり、無事に卒業式を迎えました。

エスポワール2

<撮影:藤本史昭 写真提供:トッパンホール>


大震災の直後、入学式も略式で行われたことを思い、このように学校生活をつつがなく送ることができ感謝の気持ちでいっぱいです。

高校では音楽だけではなく、文化祭、運動会、合唱コンクールなど、何にでも一緒に頑張った仲間ができました。なによりも一番の宝になると思います。

 

高校卒業式の数日後、それまでの学びの集約にしたいと自分なりにこだわったプログラムで無伴奏だけのソロリサイタルを東京のトッパンホールでさせていただきました。
エスポワールというシリーズでこれから三年に渡る長い期間に、ホールの企画の方とも話し合いを重ね、今回を含め三回の演奏会を開くことが発表されています。
これから三年先までの自分自身と、そして学んで行く音楽と真正面から向き合って演奏会を構築するという大変難しくもやりがいがある企画です。

この素晴らしい機会をいただけた幸運に感謝しながらしっかりと取り組んでいきたいと思います。

 

エスポワール1
初回の無伴奏リサイタルは満員の会場の中、僕の『今』を精一杯表現できたと実感しています。

また、その場所におさまることなく、今回の本番で得た良かったところと課題の両方を省みながら、これからもどんどん新しいステージに向かってますます精進していきたいと思っています。
ありがとうございます。
山根一仁

 

 

 


今回のレポートを読み、つい最近まで高校生だったということを思い出しました。高校生であることを忘れさせるような活躍をされており、これからの躍進が楽しみです!ぜひこれからも多くを学んで、多くの方を魅了する音楽家となってください。