小澤征爾音楽塾、初の試み!小学生約2,000人がオペラを楽しみました。
RMFレポート
[ 2015.03.27 ]
2015年3月26日、みやこめっせ(京都市)にて小澤征爾音楽塾の「子どものためのオペラ」が開催され、京都市内の小学生が約2,000人参加しました。
この子どものためのオペラは、小澤征爾音楽塾として初の試み。
「本物のオペラを体験してほしい」という小澤征爾氏の思いから開催されたものです。
約2,000人が入場しましたが、セットは置かれているものの、オーケストラの席は空っぽ。
「おーい!!」
突然小澤氏の大きな声が。ざわつく小学生の注目を一気に集めました。
小澤氏が子どもたちの間を歩きながら簡単にあらすじの紹介があった後、オーケストラの演奏者がパート毎に登場。
それぞれが工夫を凝らした演出で演奏しながら入場しました。
そして本番。
小澤氏の指揮のもと、歌手は本公演のカバーキャスト(控え歌手)が出演し、歌詞は小学生でもわかるように日本語で歌われました。
大きな会場を存分に使い、通路から歌手が出てきて歌ったりと、子どもたちは何が出てくるかわくわくしながら楽しんでいました。
小学生で本物のオペラを見ることが出来る機会は滅多にないことだと思います。
今日オペラを聴きにきた小学生たちはどのように思ったのでしょう。
ぜひ少しでもクラシック音楽に興味を持ってくれたらうれしいですね。
(公演中の写真は全て、撮影:大窪道治、提供:ヴェローザ・ジャパン)