フェスティバル日記その6@フェスティバル3日目
RMFレポート
[ 2013.05.28 ]
5月27日にフェスティバル3日目が開催されました。
5月27日のフェスティバルは、
①ロシア:チャイコフスキー国立モスクワ音楽院(ソプラノ、テノール、ピアノ)
②フィンランド:シベリウス音楽院(ホルン、ピアノ)
③合奏:ロシア、フィンランド
という、歌中心の内容でした。
ロシアのステージでは、ラフマニノフやロッシーニなど、ロシアとイタリアの作曲家の作品を演奏。
ピアノのアンナ・ツィブラエワさんの伴奏のもと、ソプラノのタチアナ・イヴァノーヴァさんとテノールのセルゲイ・ニコラエフさんそれぞれのソロに加えて、歌詞の内容に合わせた演技を付けた二重唱などを演奏し、大変盛り上がりました。
フィンランドのステージでは聴きなじみのあるモーツァルトの「ホルン協奏曲」や、プロコフィエフの「ピアノ・ソナタ第1番」を演奏。
ホルンのアレクシ・マキマッティラさんのまろやかな音と、ピアノのサンナ・イルインさんの情熱的な演奏がホールを響かせました。
そして、ロシアとフィンランドの学生が参加するアンサンブルの演奏。
まずは二人のピアニストによるラフマニノフの4手連弾「6つの小品 作品11」。
二人の情感あふれる演奏は圧巻でした。
そしてロシアの歌手2人とフィンランドのピアノのアンサンブルは、この1週間で育んだコンビネーションでしっかりと息を合わせて演奏されていました。
フェスティバル3日目が終了し、残るは後2日。このフェスティバルも終わりが近づいてきました。最後のフィナーレに向かってさらに盛り上がっていくでしょう。
下の写真は終演後の出演学生。
(文章:ローム ミュージック ファンデーション / 写真撮影:佐々木 卓男)