富岡 明子 Akiko Tomioka (メゾ・ソプラノ/ロッシーニ:ロジーナ)

<出演にあたってのコメント>
オペラは奏者・スタッフ等とても沢山の人が関わり作り上げる舞台です。その為、コロナ禍になり、それ以前に当たり前だと思っていた、一緒に舞台を作り上げてきた仲間が誰ひとり欠けることなく一緒に千秋楽を迎える、ということがとりわけ難しい面がありました。
この数年間、オペラの稽古が始まり、一日一日、各自が気をつけられる事を全部やり切ると、後は皆で無事を祈るしかないような毎日でした。お客様も作り手側も安心してオペラを上演出来る様に、ここまで本当に沢山の時間と工夫が必要でした。
その様な経験を経て、2023年のRMFでオペラを上演できる感激はひとしおです。
春の京都へ、素晴らしい共演者の皆様と、ボーマルシェの愉快な世界をお届け出来ることを大変楽しみにしております。