吉田 誠 Makoto Yoshida (クラリネット)

<出演にあたってのコメント>
2020年のローム ミュージック フェスティバルは新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、1年延期となりましたが、この度、改めてローム ミュージック フェスティバルに再び出演させていただけることを大変嬉しく光栄に思っております。
パリ国立高等音楽院とジュネーヴ高等音楽院での留学に加え、一時帰国中には音楽セミナー指揮クラスで小澤征爾先生と湯浅勇治先生のもとで指揮を学ばせていただきました。長きに渡る惜しみないご支援を賜り、心から感謝しております。
専門のクラリネットにおいては、欧州の素晴らしい先生方のもとで学ばせていただいたことは大きな糧となり、日欧でリサイタル、室内楽をさせていただく際にも常に大きな影響を感じております。また指揮を学ばせていただいたことにより大作曲家のあらゆる年代の作品を深く探求することができ、音楽活動に大きな気づきや生涯に渡る課題が明確になりました。
この様な難しい時期ではありますが、モーツァルトのクラリネット五重奏という至上の美しさ、優しさ、温かさを持つ楽曲を素晴らしいローム ミュージック フレンズの皆様と演奏させていただくことは特別な瞬間になると予感しております。大好きな街・京都で、そして美しいロームシアター京都で皆様とともに音楽を共有させていただくことが楽しみでなりません!

©Aurelien Tranchet