高田 正人 Masato Takada (テノール/アルフレード)

<出演にあたってのコメント>
イタリアでの留学を終えて帰国し、日本でのキャリアをどう作っていこうと考えていたときに出会ったのが、「小澤征爾音楽塾」でした。
日本の若手たちと、世界の一流のアーティストが同じ空間で音楽を創る濃密な時間。
寝ても覚めても上質な音楽をする喜びを日本で体験することができ、それが「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」や「東京のオペラの森」の舞台などへと繋がり、文字通り日本での演奏活動のスタートとなったのでした。
ローム ミュージック ファンデーションのさまざまな育成プログラムは常に音楽の本質的な喜びをその第一歩としている豊かなプログラムです。それが形だけでない豊潤な音楽の花を日本から世界に咲かせるのだと思います。 小澤征爾音楽塾での時間にはずっと感謝の気持ちを抱き続けていますし、僕の音楽活動の礎になっています。
その時にも訪れた大好きな京都の地で、椿姫を歌えるのはこの上ない喜びです。感謝とともに歌わせていただきたいと思います。