小林 沙羅 Sara Kobayashi (ソプラノ/ヴィオレッタ)

<出演にあたってのコメント>
ここをお読みになっている皆様だけに、こっそりお伝えします。実は毎年、ローム ミュージック フェスティバルの演目や出演者が発表されるたび、いいなぁ、なんて素敵なんだろう、私もいつか呼んでいただけたら…と心の中で思っていたのです。だから今回、出演が叶って本当に嬉しい!!!
京都のクラシック音楽はもちろん、日本のクラシック音楽は、ロームさんがなかったら存在しないのではないかしら、と思うほど、活躍している音楽家達の多くが何らかの形でロームさんに支えられて来ています。私もウィーン留学を支援していただきました。心から感謝しています。そして私がウィーンに住んでいた時、今回のジェルモン役の甲斐栄次郎さんがウィーン国立歌劇場の専属歌手として大活躍され、私は客席に通い、憧れの眼差しで甲斐さんを見つめていました。その甲斐さんと今回、初めての共演!嬉しい!!!
そして『椿姫』のヴィオレッタ役。これは私の中ではソプラノのオペラの役どころとしては今のところ頂点に立つ、大好きな、そして難しくてやりがいのある、特別な役です。それもまた嬉しい!!!
そして、広上さんの指揮、京響、田尾下さんの演出、新井さんの台本、高田さんのアルフレード!?もう、本当に、最高です。嬉しい!!!
と、興奮している私を、ただただ喜んでいる場合ではないよ、ちゃんと精進して、素敵なヴィオレッタを歌い、演じなさいよ。と、諫めるもう一人の自分。この嬉しい気持ちをエネルギーに、気を引き締めて、今の私にできる最高のヴィオレッタを、お届けしたいと思っています!!!

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