中島 麻 Asa Nakajima (ヴァイオリン)

<公演後コメント>
ローム ミュージック ファンデーション様のお陰で充実した留学生活を送らせていただいた上に、この度もミュージックフェスティバルに出演させていただき大変光栄です。ありがとうございます。8重奏メンバーとのリハーサルではいろいろなアイディアが飛び交い、本番でも沢山インスピレーションを受けまして、音楽的にとても楽しかったですし、新たな発見も沢山ありました。お客様も、盛大な拍手を送ってくださり、演奏家冥利に尽きました。一人稽古はいつも楽しいことばかりだけではありませんが、こうして全面的に応援してくださるローム様や、お客様がいらっしゃるからこそ、今後も精進して良い演奏をお届けしたいというモチベーションが上がりました。演奏会前夜にも温かいおもてなしをしていただき感謝でいっぱいです。これからも、音楽を通して、もっと人に幸せを届けられるような音楽家を目指したいです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

<出演にあたってのコメント>
「シェヘラザードのコンマスソロが余りにも美しく涙が出て来ました。2日経った今でも頭の中に音が残っています。明日からも頑張ろうと活力を頂けたような気がしています。」と12/7大阪公演終演後にお客様からメッセージを頂きました。12/11オーチャードホールでも満場のお客様にスタンディングオベーションとブラボーを頂き、演奏家冥利に尽きます。日々のストイックな準備や移動など「演奏家ってハード」と思うこともありますが客席で涙を流すお客様を目の当たりにすると「こんなに喜び感動していただける職業もそうそう他にはないかも?しれないな」と嬉しくなります。11月にはヴァチカンのサンピエトロ大聖堂にて法王庁ミサで演奏、枢機卿様や各国の大使から絶賛されました。今日このような活動をさせていただけるのも、佐藤研一郎様やローム ミュージック ファンデーションの皆様のお陰で留学中の勉強を思う存分させていただけたからです。本当に感謝申し上げます。
十数年前、学生時代に小澤征爾音楽塾のオペラ「ボエーム」にて有名になりたてのアンナ・ネトレプコが“ムゼッタのワルツ”を歌い身震いしました。一流の歌手たちの魂を揺さぶる歌に耳をそばだて音楽をつけたのは一生の財産となりました。
これからもローム ミュージック ファンデーションの益々のご発展をお祈りしています。光栄にも第一回ローム ミュージック フェスティバル2016に出演させていただき、音響が素晴らしいホールに感激いたしました。ロームシアター京都でまた弾かせていただけますことを誇りに思います。4月のローム ミュージック フェスティバルでも、素晴らしいメンバーと力を合わせて頑張りますので応援してくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます!