酒井 健治 Kenji Sakai (作曲)

<公演後コメント>
まだ京都で学生をしていたころの作品が、下野竜也さんと京都市交響楽団という素晴らしい音楽家たちによって今回生まれ変わったのは存外の幸せです。懐かしいアルバムのなかの写真を見返す様に懐かしさを感じ、また少し恥ずかしくもありましたが、素晴らしい機会をいただき感謝したいと思います。

<出演にあたってのコメント>
この作品の元となったのは、1999年5月京都・国際音楽学生フェスティバルで初演されたチェロとピアノのための同名の作品です。ローム ミュージック ファンデーション委嘱作品であり、同時に京都市立芸術大学でまだ学生をしていたころの学外デビュー作でもあります。今回この作品を管弦楽ヴァージョンで再演するにあたって、不器用だけど音楽に一途であった当時やこのデビュー作が世界初演された瞬間、デビューした瞬間をまるで昨日のことの様に思い出しながら編曲をしております。

©Maxime Lenik