阪 哲朗 Tetsuro Ban (指揮)

<公演後コメント>
素晴らしいソリストの皆さんと、濃密な2日間を過ごすことができる貴重な機会をいただき、大変有難く、また私自身、楽しませていただきました。
このようなかたちで、学生時代にご支援いただいたローム ミュージック ファンデーションに、少しでもご恩返しをすることができたことに感謝しております。 私の生まれ故郷である京都で、ロームシアター京都が根付き、地域文化とともに発展していくことを願ってやみません。

<出演にあたってのコメント>
京都会館にはたくさんの思い出があります。
音楽家になる以前、高校時代の合唱部での活動、その後、日本でのオペラ指揮者デビューである平安建都1200年記念京都芸大オペラ公演『フィガロの結婚』(1994年12月23日)、そして、関西二期会京都公演『こうもり』(2003年5月26日)など、多くの公演で指揮をさせていただきました。
また私は駆け出しの頃、ローム ミュージック ファンデーションの奨学生として大変お世話になりました。以後、どこかでご恩返しはできないかとずっと考えてきましたので、今回、これまでの奨学生の皆さんとのコンサートのお話をいただいたことに、とても感謝していますし、光栄に思っております。
そんな私ですから、京都会館とロームとのご縁を感じずにはいられません。
これからも、ロームシアター京都と一緒に私の生まれ育った京都へ、少しずつでもご恩返しをしていくことができたら、こんなに嬉しいことはありません。

©TAKASHI IMAI