林 美智子 Michiko Hayashi(メゾ・ソプラノ)

<公演後コメント>
新しいホールで演奏をさせていただくということは未来への出発、希望に満ちた一歩であり、それは輝かしい喜びに満ち溢れています。
まだまだ音がホールに沁み渡り、ホールならではの響きとなっていくには数年かかるかもしれませんが、それもまた新しいホールならではの楽しみであります。そして何よりもそこを経ていく喜びと言ったら!
何事もコツコツと継続して行くことから歴史が刻まれます。その歴史の一コマに、こうして演奏の機会を与えていただけましたこと、この上ない感謝と喜びとで一杯です!心より感謝申し上げます。
本番は演奏者全員とお客様とが一体となり、素敵な空間が生まれた、それは喜び溢れる一時でした。
ローム ミュージック ファンデーションの軸である「音楽を通して豊かな文化を」という信念により、これまでどれだけ多くの音楽家が支えられ、成長させていただいたか‥。
これからはこのロームシアター京都が、地元の方々との信頼と大きな絆を築いていく中心地となっていくことを願い、祈るのみです。
ロームシアター京都に足を運べば、本当に幸せな気持ちになり、明日への元気の一歩となる、という様な‥‥人々の人生においての傍に「音楽」というものが自然に寄り添っていってもらえる様な、そんな場所になって欲しいです。
ホールは動くことができません。そこに存在したならば、その地元の人々とのコミュニケーションが何よりも大切です。地元の方々に愛されてこそ、必要とされてこそです。
地域の皆さん一人一人の心を幸せに導いていける、素敵なホールになっていける様、私たちローム ミュージック フレンズは、これまでの感謝の気持ちを、音楽を通して、演奏を通して、皆様に幸せを運んでいきたいと願っています。
ぜひ、できる限りホールに足を運んでいただけましたら幸いです!
私たち演奏家の根本の願いは世界平和への祈りと一歩です。
この祈りと信念なくして音は生まれません。
目に見えない芸術の世界だからこそ、一人一人の想いと信念、それを届けるメッセージが大切なのです。
それもお客様があっての、皆様との共感できる場があっての始まりです。
このロームシアター京都がその源となり、これからの社会の発展に大きな足跡を残していく事を心から願い、私も変わらず日々努力精進してまいります。
また再びこのホールで演奏をさせていただけることを励みに、そして京都の皆様と音楽を通して「未来への希望」を共感し合える瞬間を心待ちに‥‥!
心を込めて。

<出演にあたってのコメント>
今、こうして尊い音楽を傍らに人生を送らせていただいているのも、ロームの大きな御支援をいただいていたからこその事です。今後は恩返しができる様な活動をさせていただければ‥という気持ちで一杯です。世界の人々の人生の傍らに音楽を‥そして音楽を通して世界平和への祈りを。喜びと感謝の心で歌わせていただきます。

©toru hiraiwa