音楽を生み出す側と楽しむ側、その双方に貢献していきたい。公益財団法人「ローム ミュージック ファンデーション」と共に、ロームは四半世紀以上にわたりクラシックを中心とした音楽文化の普及・発展に尽力しています。若手音楽家への奨学援助においては、現在ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団でコンサートマスターを務める樫本大進氏をはじめ、400名以上の若手音楽家を支援。さらに、日本を代表する総合劇場「ロームシアター京都」を支援し、コンサートなどの主催や協賛を行っています。音楽家と環境、オーディオファンを支えているロームが、音楽を愛するすべての人のために情熱と技術を注ぎ込み、音楽のためのIC ROHM Musical Device「MUS-IC」（読み方: ミュージック）が生み出されました。

品質こそ、製品にとって最も重要なものであり、最優先で極めなければならないもの。楽器において、美しく澄んだ音色、正確な音程や高い信頼性を得られるのも、楽器の品質が完璧に仕上げられているからに他なりません。ロームは、企業目的に「われわれは、つねに品質を第一とする。」を掲げ、製品の細部に至るまで徹底した品質向上を図っています。楽器と同じように、妥協のない品質が土台にあって初めて、製品は真価を発揮することができるとロームは考えています。ゼロ・ディフェクトを目指すロームの品質追求の姿勢から、音楽のためのIC ROHM Musical Device「MUS-IC」が生み出されました。

1970年代のアナログオーディオ時代から、ロームはオーディオICの開発をスタート。半世紀にわたり、オーディオデバイス開発を専門とするエンジニア達がオーディオ機器の進化を支えてきました。
静寂の緊張感の中で奏者が弦を弾いた瞬間の空気感、音のエネルギーが凝縮された豊かな低音、心の琴線に訴えかけてくる声の響き、そして、それらを全身で感じたときの深い感動。音楽家が創りあげる、このような音楽の世界観を余すところなく再現したいと、ロームは考えてきました。
オーディオデバイスとして要求される数値性能と音質性能をともに極限まで追求し、ロームのエンジニアの熱い想いを形にしたローム・オーディオICの最高峰。
それがROHM Musical Device「MUS-IC」なのです。