
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
家の掃除や片付けをします。
あとは、たまに会社の先輩や後輩とサッカーをします。仕事で付き合いの無い方ともお会いできるので、自分の視野が広くなります。

SiCパワーデバイスという電力を効率よく利用できる電子部品の開発を行っています。SiCの材料から、トランジスタやダイオードといったデバイス、そしてモジュールの開発まで一手に担っており、世界に先駆けてSiCのパワーデバイスを世の中に送り出しています。

現在、SiCトレンチMOSFETと呼ばれるトランジスタの開発を行っています。主に製品の不良解析や、不良の改善実験、それから信頼性評価等を担当しています。そのほかにも他社特許調査も行います。

大学院で、SiCという省エネルギーデバイスの新材料として注目されている化合物を研究していました。SiCパワーデバイス開発で先行するロームでこのデバイスの量産に携わり、省エネに貢献したいと思ったからです。

研究開発という職種ではすべき仕事が無限にあります。ただその中で納期意識を持ち、やる事やらない事を取捨選択することで開発スピードを早めること。加えて自分の領域に閉じこもらないよう、広くアンテナを張っておくことです。

電子部品メーカーであるため、自分たちが開発に携わった製品が多くの製品分野で使用され、多くの人々に利用していただけるところがいいですね。また同年代の社員が多いので、切磋琢磨しながら仕事ができます。

共同研究している海外の大学や企業が多いという理由もありますが、同じセンターにもアメリカ人や中国人のメンバーがおり、英語でのコミュニケーションが不可決です。言葉だけでなく文化の相違から、考え方が異なることもありますが、それも楽しみながら仕事をしています。

やはり開発した製品を通して世の中をより良く変化できるのが、モノづくりの醍醐味だと思います。まだ開発段階ですが、日々量産化に近づけていくことに何よりやりがいを感じます。

2010年に、世界でまだどのメーカーも成し得ていなかったSiC-MOSFETの量産にこぎつけました。私自身、SiC-MOSFETの心臓部とも言われるゲート絶縁膜形成プロセスの立上げを担当しましたので、量産がスタートしたときの達成感はすばらしいものでしたね。

開発スピードに対する意識の高さです。少しでも早く製品を量産する為に、常に解となり得る複数の候補を平行して進めるというように、予め発生しそうなトラブルを予想しながら手を打っておく徹底した姿勢です。

挨拶、ダイヤモンドペン
人とのかかわりの中でその人の印象は意外に短いスパンで決まります。まずは挨拶をすることで、今後の仕事におけるやり取りがスムーズにできることが多いと思います。
もう一つの必須アイテムはダイヤモンドペン。解析する時にいらない部分を削り取るのに使っているものです。

今後、ますます他国籍化してくると考えられるので、まずは英語のコミュニケーションスキルを向上させたいです。もう一つは社会人になって体力の低下が著しいので、長期的に体力を維持できる運動を始めたいですね。

仕事を進める上で、後輩が気付かないと思われる箇所や、ミスしそうなところをあらかじめ予想しながら仕事を任せるようにしています。

まずは、自分が仕事に対して何を一番に重視するかを突き詰めてみてください。その上で、自分にあった業種や企業を検討するのが良いと思います。私の場合は、自分が研究することで全世界にいい変化をもたらすものが作りたかった。大学の研究等も忙しく本当に大変だと思いますが、がんばってください。