Sub-GHz無線|基礎編
Sub-GHz無線の概要
2016.07.24
この記事のポイント
・Sub-GHz無線は近年注目されている近距離無線の1つ。
・国内電力スマートメータのBルートで利用されているWi-SUNはSub-GHz無線を利用したシステム
Tech Web IoT 基礎知識の「Sub-GHz無線」では、Sub-GHz無線の概要とシステム開発をする上で最低限必要となる基礎知識に関して解説していきます。
Sub-GHz無線は、近距離無線と呼ばれる括りに含まれる無線です。近距離無線の中には、ワイヤレスLANやBluetoothといった一般の人にも聞きなれたものを含め、いろいろな種類の無線があり、M2M/IoT、ワイヤレスセンサネットワークといった新しいマーケットを始めとして、多くの分野での活用が検討されています。
下の図は、本格的に普及が始まったスマートメータと、それにつながるHEMS(Home Energy Management System)とHAN(Home Area Network)のシステムイメージです。スマートメータから家屋側へのBルートおよびHEMSにはWi-SUNと呼ばれる無線通信システムが利用されます。
Wi-SUNはWireless Smart Utility Networkの略で、その無線周波数は920MHz帯を利用しています。つまり、Wi-SUNはSub-GHz無線を利用したシステムです。
ここでは、このような新しい分野おいてSub-GHz無線をどのように利用して行けるかということも加味しながら、話を進めて行きたいと思います。
「Sub-GHz無線通信」では、以下について解説していく予定です。
- 1. 無線通信の基礎とSub-GHz無線の概要
- 2. Sub-GHz無線開発の基礎知識
- -無線の特性
- -無線設計のポイント
- -通信フォーマット
- -通信レイヤ
- -その他
【資料ダウンロード】Sub-GHz無線開発基礎
Sub-GHz無線はM2MやIoT、ワイヤレスセンサネットワークなどの新市場をはじめ、幅広い分野での活用が検討されています。このハンドブックは、Sub-GHz無線の活用から機器開発の基礎までを解説しています。
Sub-GHz無線
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基礎編
- Sub-GHz無線の概要
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Sub-GHz無線開発の基礎知識
- 無線特性の用語:搬送波周波数と周波数精度
- 無線特性の用語:送信パワーと隣接チャネル漏洩電力
- 無線特性の用語:占有帯域幅
- 無線特性の用語:スプリアス
- 無線特性の用語:受信感度と選択度
- 無線特性の用語:ブロッキングとスプリアス応答
- 無線特性の用語 : まとめ
- 無線設計ガイダンス:設計の手順
- 無線設計ガイダンス:無線方式の選択
- 無線設計ガイダンス:無線デバイスの選択
- 無線設計ガイダンス:ネットワークトポロジーの検討
- 無線設計ガイダンス:無線デバイスの仕様および動作確認
- 無線設計ガイダンス:ハードウェアの検討
- 無線設計ガイダンス:ソフトウェアの検討
- 無線設計ガイダンス:評価の検討
- 無線設計ガイダンス : まとめ
- 無線設計のポイント:回路設計
- 無線設計のポイント:基板(PCB)設計
- 無線設計のポイント:調整、測定時
- 無線設計のポイント:調整、測定時-VCOの調整
- 無線設計のポイント:調整、測定時-マッチング調整
- 無線設計のポイント:調整、測定時-スプリアス調整、その他の調整
- 通信フォーマット:通信レイヤとは
- 通信フォーマット:物理層(PHY層)のフレームとは
- 通信フォーマット:データリンク層(MAC層)のフレームとは
- 通信フォーマット:ネットワーク層とアドホックネットワーク
- 干渉回避の手法:キャリアセンス
- 無線システム検討へのヒント
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Sub-GHz無線の概要 ーまとめー
- 製品紹介