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無線通信

無線利用と周波数割り当て

無線機器の台数と割合

ここまでは、電波の特性と無線通信の基礎という技術的な話をしてきましたが、ここで、無線周波数に対する無線機器の台数と割合がどのような状況にあるか確認したいと思います。この章の意図は、ここで取り上げている特定小電力無線、Bluetoothや無線LANなどの周波数帯が、他も含めた無線周波数の中でどのようなポジションなのかを知ってもらうことです。

無線機器の台数と割合

総務省では、770MHz以下、714MHz~3.4GHz、3.4GHz以上に区分した周波数利用状況を、各々3年サイクルで調査し結果を公表しています。調査周波数は各区分の中でさらに細分化されており、その中から抜粋した2.4GHz帯、5GHz帯、400MHz帯、900MHz帯の無線機器の台数と割合をグラフにしました。

技術適合証明を受けた台数(3年分)

最初に一目瞭然なのは、2.4GHz帯が圧倒的で8割以上を占めています。これは、家庭用無線LAN(Wi-Fi)やスマートフォンにBluetoothやWi-Fiが搭載されていることなどをイメージすると納得できるかと思います。次は5GHz帯で、車載(ETC)の普及や無線LANでの利用も増えているので16%になっています。400MHz帯はセキュリティ関連での利用が多いのですが、割合的には2%程度です。そして、900MHz帯はこのところの3年の集積であればもう少しあると思いますが、平成22~24年度の集計ではまだわずかです。ご存じの通り、900MHz帯を使うWi-SUN規格がスマートメータに採用されているなど、今後が期待される周波数帯です。なお、このデータは累計した年度が同一ではないので、概算として見ていただければと思います。

ところで、あらためて利用状況を見ると、2.4GHz帯を使う無線機器が多過ぎると言わざるを得ません。2.4GHz帯混雑による干渉の問題は、大きな検討事項になっています。

総務省「電波利用ホームページ」は、こちらになります。いろいろと情報があるので、ぜひチェックしてみてください。次回は、無線周波数の割り当てについて確認していきたいと思います。

キーポイント:

・2.4GHz帯、5GHz帯、400MHz帯、900MHz帯の無線機器台数は、上記のデータでは2.4GHz帯が約8割を占める。

・Sub-GHz無線は現状わずかだが、今後に期待できる。

・総務省電波利用ホームページには、電波利用に関する様々な情報がある。


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