伝達関数

状態平均化法-動解析

2016.10.25

この記事のポイント

・状態平均化により導出した式から動状態Δvout/ΔD、ΔIL/ΔDを導く。

前回は、「状態平均化」より導出した式から静解析を行いました。今回は、状態平均化の目的である、20161020_graf_02を導くために動解析を行います。前回の静解析も含めて読んでください。

動解析

以下は、先に導出したコイル電流とコンデンサの電荷量に関する式です。何度も同じことが出てきますが、前提となっていることが思考にないと、式を説くのが困難になります。

それぞれの式について行うことは同じですが、それぞれに分けて示します。

20161020_graf_01

これで最後の式を連立すれば、20161020_graf_02を求めることができます。あらためて式を書き出します。

20161020_graf_03-1

次回は、この式の導出について、少し別の観点から考えてみたいと思います。