小型化-部品数、部品サイズ

2014.05.27

この記事のポイント

・部品数が多少増えるが、スイッチング方式によりフォームファクタは小さくできる。

小型化も昨今の重要な要求事項です。スイッチング方式にすることで小型化が可能です。AC-DC変換の基本のところでACアダプタの例を示しましたが、その違いを理解することができると思います。

構成部品の中で大きく重いといわれているトランスは、それでも部品として小型化が進んでいます。二次側のDC-DC変換回路は、スイッチング周波数を高くするとインダクタとコンデンサを小さくすることが可能で、小型化には効果があります。ただし、効率は低下する方向になります。ここでは、サイズと効率の最適化が必要になります。

図 37

また、制御ICの周辺機能の取り込みも、部品点数を減らし実装面積を削減するのに役立っています。昨今の制御ICには、5、6種類の保護機能が搭載されています。もし、それらをディスクリートで構成するとなると、かなりの部品とスペースが必要になります。

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