電源設計の技術情報サイト

技術資料ダウンロード

AC/DC

SiC-MOSFETを使った絶縁型擬似共振コンバータの設計事例

主要部品選定:出力整流ダイオード

今回は二次側(出力)のスイッチング電圧をDCに整流するダイオードの定数計算です。

出力整流ダイオード:ND1

最初に回路図について説明をします。出力整流ダイオードND1は、右の回路図の濃い青色のダイオードが該当します。

出力整流ダイオードはスイッチング電圧を整流するため、高速ダイオード(ショットキーバリアダイオードやファストリカバリダイオード)を使用します。

A5-13_graf_01.gif

まず、出力ダイオードに印加される逆電圧を計算します。

A5-13_graf_02

Vf=1.5V、Vout(max)=24.0V+5%=25.2Vとすると、

A5-13_graf_03

になります。

これに対しマージンを30%として、139.2V/0.7=198V → 200V耐圧品を選定します。

また、ダイオードの損失は概算値で、

A5-13_graf_04

になります。

対応するダイオードとして、ローム製のファストリカバリダイオードRFN10T2D(カソードコモンデュアルタイプ、200V/10A、TO-220FNパッケージ)を選択します。

基本的に、電圧は70%以下、電流は50%以下で使用することが望ましいと考えます。また、製品に組み込んだ状態で実際の温度上昇を確認し、必要に応じてヒートシンクの追加や部品の再検討を行います。

キーポイント

・出力整流ダイオードには、ファストリカバリダイオードやショットキーバリアダイオードを使用する。

・電圧は70%、電流は50%程度となる仕様のものを選択する。


PWM方式フライバックコンバータ設計手法